菊池周子さんから草木による和紙夾纈染めの技と心を受け継いだ高崎友の会では2016年から毎年高崎市染料植物園から依頼講習を受けています(2020年コロナ禍で中止)
2024年度は4月21日(日)10:00~12:30 参加者15名(会費2,600円)で開催されました。
県外からの参加者も多く定員を上回る申し込みがあり抽選だったとのことでした。
16日(火)には、1日かけてくりの会メンバー5名で染料植物園にて染料の煮出しをしました。講習会当日は2枚の桐生和紙を折って染め・媒染をして染めた和紙を房州うちわに貼りました。皆さん美しいオリジナルの作品ができて喜んでくださりほっとしました。
思い思いの和紙が染まりました
受講生の方は、色見本を見たり模様の出方を見て染め方を決めている方がほとんどでした。ところが和紙のたたみ方と滲み(毛管現象)をタオルで押えるとそれ以上染料が上にいかないことに驚いていました。それぞれ自分好みの模様、色ができて和紙に対する思いが深まったのではないかと思います。
初めてスタッフとして働いて
会場は藍瓶がいくつもある染料植物園の工房で、初めて助手をしました。受講生は初心者から何回も受講した人、遠方からも勉強して自分もそれを教えていきたいという人もいました。
和紙の折り方に苦労している人に私の経験をお伝えすることができました。
皆さん嬉々として熱心に取り組んで染め上げそれぞれのうちわに仕上げていました。自分も昔そうだったなあと振り返って、皆さんから刺激を受けました。染料作りから媒染液、小麦粉のり、和紙の折り方、染め方、そしてうちわ作りと準備から講習会まで全行程にかかわったのは初めてでした。あらためて今までくりの会での私の活動はほんの一部分だったと実感しました。これから初心に帰って取り組み菊池さんの夾纈染めの思い技を伝えているくりの会、夾纈染めの楽しさを広めていきたい。
草木による和紙夾纈染め展のお知らせ(入場無料)
- 8月21日(水)~25日(日) 10:00~19:00(25日は15:00まで)
- 場所 会遊亭(藤岡市藤岡81-1) 会場は喫茶や観光案内所もあります
作品の販売もします 皆さんどうぞお出かけください
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